九九の範囲内のわり算文章題は、九九をしっかり理解していれば難しくない単元です。しかし、ただ機械的にわり算をするのではなく、問題の意味を理解して正しく式を立てることが重要です。
学習のポイント
- 問題文をよく読む
- わり算の意味を考える
- 式を立てる
- 計算する
- 答えを確認する
わり算の問題だからと、何も考えずにわり算の式を作っていると今後文章題が苦手になってしまいます。問題をよく読み、状況を理解することが大切です。
練習問題と解説
問題: 24個のあめがあります。1人に3個ずつ配ると、何人に配ることができますか。
解説:
- 問題文をよく読む
- あめの総数:24個
- 1人あたりの配布数:3個
- 求めるもの:配ることができる人数
- わり算の意味を考える
- この問題は「24個を3個ずつ分ける」という意味です。
- これは「24を3でわる」わり算で表すことができます。
- 式を立てる
- 24 ÷ 3 = □
- 計算する
- 九九の3の段を思い出します:3 × 8 = 24
- したがって、24 ÷ 3 = 8
- 答えを確認する
- 8人に3個ずつ配ると、3 × 8 = 24 となり、元のあめの数と一致します。
答え:8人に配ることができます。
保護者の方へ
お子さまがわり算の文章題を学ぶ際、以下の点に注意してサポートしていただくと効果的です:
- 具体物を使った理解:おはじきやお菓子など実際のものを使って「分ける」操作を体験させると、わり算の意味がより深く理解できます。
- 図や絵を描く習慣:問題文を読んだら、状況を図や絵に表す習慣をつけさせましょう。視覚化することで問題の理解が深まります。
- 逆思考の練習:答えから問題を作る練習も有効です。例えば「8人に3個ずつ配ったら24個だった」という状況から問題を作ってみるなど。
- 日常生活との結びつけ:買い物や料理など、日常生活の中でわり算が使われる場面を意識させましょう。
- 焦らず段階的に:いきなり難しい問題に取り組ませるのではなく、易しい問題から徐々にレベルアップしていくことが大切です。
- 褒めて伸ばす:小さな進歩も見逃さず、たくさん褒めてあげましょう。自信がつくと、さらに学習意欲が高まります。
お子さまの理解度に合わせて、楽しみながら学習を進めていくことが大切です。わからないことがあれば、一緒に考えたり教師に相談したりするなど、柔軟に対応していきましょう。
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