時こくから時間をさかのぼって、前の時こくを求める問題です。「〇分前」「〇時間〇分前」という言葉の意味をしっかり理解することが大切です。
日常生活でも「30分前に家を出る」「1時間前に集合」など、よく使う考え方なので、しっかり練習しましょう。
学習のポイント
1. 何分前の時こくの求め方
例題1:何分前の時こくを求める
問題: いま6時15分です。20分前の時こくは何時何分ですか。
解き方①(プリントの方法):
20 – 15 = 5分(15分より多く戻るので)
60 – 5 = 55分
6時 – 1時間 = 5時
答え:5時55分
解き方②(別の方法):
15分 – 20分 = できない
60分 + 15分 – 20分 = 55分
6時 – 1時間 = 5時
答え:5時55分
💡 どちらの方法でも答えは同じになります。自分のやりやすい方法で計算しましょう。
2. 何時間何分前の時こくの求め方
例題2:何時間何分前の時こくを求める
問題: いま7時15分です。3時間20分前の時こくは何時何分ですか。
解き方:
7時 – 3時間 = 4時
15分 – 20分 = できない
60分 + 15分 – 20分 = 55分
4時 – 1時間 = 3時
答え:3時55分
別の順番でも計算できます:
問題:7時15分の20分前は?
まず分を計算:
15分 – 20分 = できない → 60分借りる
60 + 15 – 20 = 55分
7時 – 1時間 = 6時
答え:6時55分
3. 午前・午後をまたぐ場合
例題3:午前・午後をまたぐ場合
問題: いま午後2時30分です。4時間50分前の時こくは何時何分ですか。
解き方:
2時 – 4時間 = できない
14時(午後2時) – 4時間 = 10時(午前10時)
30分 – 50分 = できない
60分 + 30分 – 50分 = 40分
10時 – 1時間 = 9時
答え:午前9時40分
4. よくある間違い
❌ 間違い例1: 分が足りないのに借りるのを忘れる
7時15分 – 20分 = 6時55分 ×
(15から20は引けないのに、そのまま計算している)
正しくは:6時55分 ○
(60分を借りて計算する)
❌ 間違い例2: 午前・午後の切り替えを忘れる
午後1時 – 2時間 = 午後-1時 ×
正しくは:午前11時 ○
保護者の方へ:小3 時こくを求める(何分前、何時間何分前)学習のポイント
- 60分 = 1時間の概念をしっかり理解させることが大切です
- 実際の時計を使って、針を逆に動かしながら学習すると理解が深まります
- 日常生活で「30分前に準備する」「1時間前に家を出る」などと声をかけて練習しましょう
- 午前・午後の区別や、12時をまたぐ計算に慣れさせましょう
- 短時間でも毎日継続的に練習することが大切です
- お子さんのペースに合わせ、褒めながら楽しく学習を進めましょう
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